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皆さんこんにちは!
株式会社伏見板金工業、更新担当の富山です。
~“屋根から地面へ”雨水の通り道を守る~
今回は、家の中でもあまり目立たないけれど、実はとても大切な存在である「雨樋(あまどい)」についてお話しします。
普段あまり気にすることのない部分かもしれませんが、雨樋は住宅を長持ちさせるために欠かせないパーツです。今回はその基本的な役割と、定期的に行うべきメンテナンス方法について詳しくご紹介します。
雨樋の主な役割は、屋根に降った雨水を効率よく集めて排水することです。
屋根に降った雨は、放っておけばそのまま屋根から流れ落ち、外壁や基礎のまわりに跳ね返ってしまいます。しかし、雨樋があることで雨水を適切な場所へ誘導できるため、家の劣化を防ぐ非常に大切な働きをしているのです。
雨水をきちんと排水できないと、以下のようなトラブルが発生することがあります:
外壁の汚れやシミ、カビの原因になる
地面に溜まった水が基礎部分に染み込み、構造的な劣化や白アリ被害を引き起こす
屋根やベランダに水が逆流し、雨漏りの原因になる
このように、雨樋がきちんと機能しているかどうかは、家全体の健康に直結しているのです。
雨樋が落ち葉やゴミで詰まっていたり、風や雪などで破損していたりすると、本来の排水機能が発揮されず、雨水があふれてしまいます。
その結果、壁面の劣化・基礎の腐食・雨音の増加など、住環境に悪影響が及びます。
特に、台風や豪雨の後は、雨樋の状態をチェックすることがとても重要です。
雨樋は一度設置すれば長年放っておけるものではありません。定期的な点検・清掃・補修が必要です。以下の3つのポイントを押さえましょう。
雨樋の中には、落ち葉・鳥の巣・砂埃・飛来ゴミなどが入り込んでしまうことがあります。
特に木の多い地域では、秋になると落ち葉が詰まりの原因になりやすいため、季節ごとの点検・掃除をおすすめします。
高所の作業になるため、無理せず専門業者に依頼するのも安全な選択です。
雨樋が「ひび割れている」「外れている」「たわんでいる」などの状態で放置すると、雨水が思わぬ方向に流れてしまい、家にダメージを与える恐れがあります。
特にプラスチック製の雨樋は、紫外線や経年劣化で割れやすいため、定期的な確認が必要です。
晴れの日でも水を流してみたり、雨の日に雨樋の様子を観察することで、正常に排水されているかをチェックできます。
水が途中であふれていたり、ポタポタとした水音が異常に大きい場合は、どこかに問題があるサインかもしれません。
目立たない存在でありながら、雨樋は住宅全体の健康を保つ縁の下の力持ちです。
「最近雨が降ると音が気になる…」
「外壁にシミができている…」
こんな気づきがあったときは、一度雨樋を点検してみましょう。
また、外壁塗装や屋根リフォームと同時に点検・修理を行うことで、足場を共有できてコスト削減にもつながります。
雨樋の管理をおろそかにしてしまうと、家のさまざまな場所に影響が広がってしまいます。
だからこそ、年に一度はプロの目で点検を受けることをおすすめします。
「壊れてからでは遅い」、それが雨樋の特徴とも言えるかもしれません。
次回もお楽しみに!
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